虹ノ松原 (唐津)

(2009年十一月唐津鏡山より撮影

遥か下虹ノ松原冬霞 (唐津鏡山)
下界なる虹ノ松原冬霞(唐津鏡山)

唐津湾沿いに、虹の弧のように連なる松原。唐津藩初代藩主、寺沢志摩守広高が、防風・防潮林として植林したのが始まりで、全長5km、幅1kmにわたって続く松は、約100万本と言われています。今では、三保の松原、気比の松原とともに日本三大松原の一つに数えられ、国の特別 名勝に指定されています。NHK「21世紀に残したい日本の風景(BS2)」の投票で、第5位 に選ばれました!(唐津観光協会)

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世界の俳句

有季‧無季 定型.自由律 花鳥諷詠‧人情世故  時事‧社会 客観写生‧主観感動

 みんな みんなの母語でよむ俳句

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齢七十五にてつと去りし日を振り返りみて我自身を知る…
波の間に間に 流されるまま 人を羨むことなく 求めることなく
世間と争わず なれど 荒波に遭うを 免れ能わず
思いもよらない 公務員年金を亨く 多からずとも又 少なからず

命を保つに 憂うこと無し
キーボードを たたいて インターネットに遊ぶ

得るところ有れば 又与える事もあり
名利共に 余生の外にあり
(オーボー真悟)
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 (オーボー真悟)
The Global HAIKU Net: https://olddoc.net/global-haiku/index-H.html

2011年7月27日水曜日

エッセイー(年をとる)

       <<年をとる>>

年をとるのは拒めない、嫌いではないが、体力と記憶力がおちるのはいやだ。が、拒めない。
二ヶ月前(五月末)台湾南部の義守大学の応用日本語学科が主催した「第二回全国日語俳句大会」の受賞式に特別講演に招かれて「漢語俳句と世界俳句」と言う題でスピーチをしたが、どうも恥ずかしい次第、うまくゆかなかったと自覚している。
最近のスピーチは約五年前、何の誤りも支障もなく気軽にやってのけた、で今回もそのつもりで48枚のスライドを準備して前もって大会に届けておいた。
さて台の上に上がってスクリーンに題目が映った、口をあけてスピーチを始めようとしたが言葉が出てこない、こんな筈じゃなかった、いぜんはスライドの字幕をみれば後から後へと自然と言葉がどんどん続くのだったが、そうじゃない、自分で何をしゃべったか、聴衆観衆が聞いて分かるのか分からないのか、まったく知らずに、次から次へとスライドを進めてスピーチを終えたしまった。 
五年前は76歳、今は81歳、体力が日々衰えてゆくのは、身にしみて分かるが、記憶力の方は固有名詞をよく忘れることと何かしようと思って立ち上がったら何をするのかわすれてしまったと言うことはよくあるが、まさかこんなにまでひどいとは夢だにも思わなかった。個人差ではあるが、97歳で亡くなった父は、80歳にして60年間苦労して集めた資料と書き上げた原稿を火事でことごとく焼かれた後、一からやり直して92歳で3000ページ、五百万字の未曾有の華台活用大辞典の編集を成し遂げて、93歳で国の文化勲章を受賞したが、筆者にはそんな体力も記憶力もない。日本の日野原重明博士には足元にも及びつかない、個人差と諦めざるをえない。まあ、達観であるというのがせめてもの慰め。
今年9月、東京で行われる第六回世界俳句大会に呼ばれているが果たして大丈夫なのか少し心配になってきた。先ずは原稿をしっかり作ってそれを見ながら読むことにした。(呉昭新;オーボー真悟)2011-07-27

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