虹ノ松原 (唐津)

(2009年十一月唐津鏡山より撮影

遥か下虹ノ松原冬霞 (唐津鏡山)
下界なる虹ノ松原冬霞(唐津鏡山)

唐津湾沿いに、虹の弧のように連なる松原。唐津藩初代藩主、寺沢志摩守広高が、防風・防潮林として植林したのが始まりで、全長5km、幅1kmにわたって続く松は、約100万本と言われています。今では、三保の松原、気比の松原とともに日本三大松原の一つに数えられ、国の特別 名勝に指定されています。NHK「21世紀に残したい日本の風景(BS2)」の投票で、第5位 に選ばれました!(唐津観光協会)

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世界の俳句

有季‧無季 定型.自由律 花鳥諷詠‧人情世故  時事‧社会 客観写生‧主観感動

 みんな みんなの母語でよむ俳句

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齢七十五にてつと去りし日を振り返りみて我自身を知る…
波の間に間に 流されるまま 人を羨むことなく 求めることなく
世間と争わず なれど 荒波に遭うを 免れ能わず
思いもよらない 公務員年金を亨く 多からずとも又 少なからず

命を保つに 憂うこと無し
キーボードを たたいて インターネットに遊ぶ

得るところ有れば 又与える事もあり
名利共に 余生の外にあり
(オーボー真悟)
#お知らせ!!
e-book (オーボー真悟の短詩集)を刊行しました、ご興味のある方は下記のアドレスhttp://www.olddoc.net/oobooshingo-poem.pdf をプレスして下さい、無料でダウンロード出来ます。                    
 (オーボー真悟)
The Global HAIKU Net: https://olddoc.net/global-haiku/index-H.html

2010年8月25日水曜日

世界の俳句ー001

           俳句(日語、台語、華語、英語)

                     -(日俳、灣俳、華俳、英俳)

                                          吳昭新 (瞈望;NgBang )


      ● 感動の飛躍するとこ俳句なる (日)
   感動丌飛跳變身生俳句 (台)
   感動的飛躍變身成俳句 (華)
   Flight of impression (英)
   gives rise to HAIKU
   that we compose
    
      ● 我死ぬる我のすべては我ならず (日)
   我往生我丌一切伓是我 (台)
   我往生我的一切不是我 (華)
   I shall die(英)
   all of mine
   is not me

     ● 父は逝く大海原を「学の船」(日)
  爸返去大海頂頭「學之船」(台)
  父長逝滄海孤帆「學之船」(華)
  Father passed away(英)
  to the boundless ocean
  on the “ship of learning”

     ● 詩情問う詠むと読む人天国地獄(日)
  問詩情 詠者讀者 天國地獄(台)
  問詩情 詠者讀者 天國地獄 (華)
  What’s poetic sentiment?(英)
  of composer and reader
  Heaven and Hell
  
    ● 記憶なく若き日の詩(うた)羽衣よ(日)
  無記憶年少詩吟天女衫(台)
  無記憶年少詩吟霓裳羽衣(華)
  Without memory(英)
  poem of my young age
        heavenly robe of angel
  
   ● 忍び来る侘びのさざ波蝉時雨(日)
       蟬鳴聲寂靜波紋偷偷仔倚近(台)
       蟬鳴聲寂靜漣漪漸靠近(華)
       Ripples of quietness(英)
       sneaked close
       in the continuous chorus of cicadas
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2010年8月19日木曜日

俳句ー0045

    猛暑日やクーラー無く逝く貧しさよ(10-08-18)

台湾北投小油坑

2010年8月15日日曜日

俳句ー0044

  国失くし悪夢始まる終戦日(10-08-15)

  終戦日砕ける悲願消える国(10-08-15)
  売国奴山吹色の終戦日(10-08-15)

同じ終戦日に日本人、台湾人、朝鮮人それぞれ感動が違う、そして同じ日本人、台湾人、朝鮮人のなかでも人によりそれぞれ感動が違う。

  「詠み」一句「読む」は銀座の人通り(10-08-15)
  詠む俳句読みはさまざま余白あり(10-08-15)
  俳句詠む読みは余白でクロトンか(10-08-15)

  読み違う詠まれた俳句の余白かも(10-08-15)


散らかった年寄りの居間

俳句ー0043

   老いふたりセルフサービス老人ホーム

毎日窓から見える景色

2010年8月7日土曜日

外から見た日本ー001

      《所在不明の高齢者》

ここ一週間、所在不明の高齢者のニュースが毎日テレビで騒がれている。

昭和一桁生まれの外国人の私には一寸理解できない事だ。しかも何人もいる息子や娘たちが一人として自分の親の居所を知らないと言うのだ。

幼い頃私が住んでいた日本はそうでなかった。門札には主人の名前のほかに主婦と子供たち及び同居者の名前があった。

戦後、いくら個人主義が尊重されるようになったとはいえ、こんなにも変わったのだろうか。少なくとも私の知っている日本の友達たちの家族にはこんなことはないようだ。(10-08-07)


もう五十年になる

2010年8月3日火曜日

俳句ー0042

   忍び来る侘びのさざ波蝉時雨
  定年で見える世間に鱗落ち
  狂いたか非情理なしの続く日々