俳句（Haiku）－0068

     

　　仙桃の名の麗しく手の怯む(11-03-21)

　　花の雨怒る地球や津波来る(11-03-23)

　　降り来るは放射能雨花の雨(11-03-25)

　　放射能利をもたらすも禍もくると(11-03-27)

　　巣さらわれおずおず見上ぐ雀の子(11-03-28)

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(オーボー真悟)

俳句（Haiku）ー0067

　　　大自然神も仏も無い下世話（11-03-18）

　　大自然もみ消されゆく憐れ人類（11-03-19）

　　地球怒りて滅ぼすは驕る人類（11-03-20）

　　憐れみも悲しみも痕を残さず（11-03-25）

　　立ち上がる人類けなげ空明ける（11-03-28）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（オーボー真悟）

俳句(Haiku)ー0066

　　　．大津波無差別仕打ち是非の無く（11-03-11）
　　　　．大津波残す爪痕山河泣く（11-03-11）
　　．大津波驕る人類鞭を受く（11-03-11）
　　　　．大津波罪無き山河に爪の痕（11-03-11）
　　．大自然人類の文明我関せず（11-03-11）
　　．大自然津波で潰す人類の智慧（11-03-12）

　　　　　　　　　　　　（オーボー真悟）

京都（1992）

俳句(HAIKU)ー0065

　　　元宵節地下鉄ホームに家なき子 (11-03-04)

　　梅散りぬ離れ行く友眼の合わず (11-03-04)

　　冬の雨猫うずくまるきみが股 (11-03-04)

　　天燈の飛び往くかなた声がする (11-03-04)


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（オーボー真悟）

 

　　　　　　　　　　　　　　陽明山公園（1996）ー台北